いろんなタケノコのかたち
    皆さんパッと想像するタケノコのかたちって恐らく共通してると思うんですが
     こちらで紹介するタケノコのかたちには、あだ名が付いてますねん。堀方を困らす
     タケノコから一銭にもならないお邪魔ムシ(笑)タケノコまで、ちょっと覚えておきましょうや。
     ちなみに言うときますが、このあだ名はあくまでウチが使ってるもんなんで、京都西山の農家の人
     皆さんが使ってるかは定かではありまへん。も一つおまけにゆうとくと、食べると「堅い」って
     連呼してるかも知れませんが、それでも他の地方のもに比べて柔らかいので心配しないで下さな。



筒(つつ)・→・→:平年では、GWくらいに一斉に出てくるタケノコですねん。
                写真を見ると明らかに筒状になってるんが解りまっか??
                あっとゆう間に土から頭を出してもうて、その部分が黒くなりますんや。
                身も太ってないし、竹に近いから食べるとスジがあるんが解りますわ。
                (中には、身がすでに薄黄緑色して竹に成長しかけてるヤツもありますわ)
                まーその筋のサクサク感がええ場合もありますけど・・・。
                あんまし、金にならんへんヤツ。


熊(くま)・→・→:胴体が真っ黒で、しかも下半身がデブってる所からこの名前が付いたんかなー。
                こやつも、切ったところから見てみるとスジ目が解るくらい堅いっす。



猫(ねこ)・→・→:胴体の色つやは、黄土色のええツヤしてけど、かたちがちゃいますねん。
                写真からも変わるように猫が背中を丸めてる様に丸まってるんが解って
                もらえると思いますねん。なんで出来るかと申しますと、伸びる方向に
                他の竹の根っこや障害物があったりしたら成長はするんやけど、成長が早い
                根元とその障害物の間が、こんな風にヘシャげてしまう訳ですわ。
                猫って地表に出る前に掘るから筍としては上物もありますけど、
                押しつぶされてる部分はちょいと堅いときもあるやろなー。
                ウチでは、おもろいかたちをしてるんで、店先に見せもんとして置いてます。


際(きわ)・→・→:こヤツも厄介者ですな。竹やぶの際(隣の竹やぶとの境・段になった垂直
                部分)に、出てるなと思ったその二日後には1Mくらいまで成長してる
                厄介者。要するに”熊”や”筒”が、際に生えて放ったらかしにしてたら、”際”に
                成るわけですな。出たら、長くなる前に”ほり”か”ぶちぎり”で折ってしま
                わんと、えらい事になってしまいますねん。際のことを別名”腹”とも言いますな。
                ちなみに、際に生えてもうた熊をぶった切るんを”際の熊退治”って言いますねん。


缶詰(かんづめ)→:「読んで時の如く」ですわ。店売り、送り用・出荷用として使えへんけど、
                捨てるには忍びないもんは、缶詰工場行きですねん。
                ちなみに、缶詰用にも二種類あって”普通缶”と”上缶”がありますねん。
                缶詰用には、規格っちゅうもんがあってちっちゃかったりしたら受け取って
                くれまへん。(当たり前か・・・)
                そやけど、お客さんの中には、これを大量に買い込んで自宅で
                水煮にして保存しとかはる人もおりますねん。
                ちなみに料亭とかは、けっこう質より形とかを合わせなアカンから
                缶詰に近いもんを大量に買い取ってくれる場合もあり。